1.1.〜ても(逆説の仮定条件)
→以下を板書
T:雨が降ったら、東京へ行きません。雨の時、どこも行きたくないですから。
でも、明日は大切な会議がありますから、雨が降っても東京へ行きます。
暑かったら、コーヒーを飲みません。コーラは冷たいですが、コーヒーは熱いですから。
でも、今日はとても眠いですから、暑くても、コーヒーを飲みます。
暇だったら、寝ます。いつも忙しいですから。
でも、今日は眠くないですから、暇でも寝ません。
風邪だったら、勉強しません。大変ですから。
でも、明日はテストですから、風邪でも勉強します。
(※「普通形過去+ら」の逆の意味になる。そのため、一対で教えると分かりやすい)
1.2.疑問文
→以下を板書
T:Sさん、今日、時間があったら、勉強しますか。
S:はい、勉強します。
T:はい、時間があったら、勉強します。いいえ、時間があっても勉強しません。
T:暑かったら、少し休みますか。
はい、暑かったら、少し休みます。いいえ、暑くても、休みません。
T:雨だったら、傘を買いますか。
はい、雨だったら、傘を買います。いいえ、雨でも、傘を買いません。
(※「時間があったら勉強しますか?」の部分でSが「勉強します」と答えたら、讃えるか、「本当?」とからかってあげると盛り上がる)
口頭練習
→以下のフラッシュカード(10枚セット)を入手して練習し、テキストでの発話不足を補う
1.教壇を降りてSに近付いて、FCを練習させる。
(例)高くても、本を買います。
2.口が慣れたら、わざと「明日日本語のテストがあります」と言って(もちろん冗談)、Sに「日本語のテストがなくても…」で文型を作らせる。
※Sの中に「日本語のテストがなくても、勉強します」という回答をしたSを褒める。逆に「バイトをします」と回答したSは「勉強しなくてはいけませんよ」と戒めてあげる。