1.1.Vた形+ら〜(確定条件)
→以下を板書
T:明日東京へ行きます。(もし)ちゃんと東京に着きました。服を買います。明日東京へ行ったら、服を買います。
今日の午後ごはんを食べます。(もし)全部食べました。終わりました。それから、お茶を飲みます。今日の午後、ごはんを食べたら、お茶を飲みます。
(※L25-1は「○○になった場合」という意味の仮定条件だが、この文型は「V1が完了した場合、V2が起きる」という意味の確定条件である)
口頭練習
→以下のフラッシュカード(10枚セット)を入手して練習し、テキストでの発話不足を補う
1.まず、教壇から降りて、SにFCを使って文型を練習させる。
(例)フランスへ行ったら、素敵な服を買いたいです。
2.FCにある「家に帰ったら」「日本語の授業が終わったら」を色々なSに振って、授業後の予定を聞き出し、「アルバイトです」と答えた場合は「大変ですね」と言ったり、「家で寝ます」と答えた場合は「勉強はしませんか?」と言ってSをちょっと困らせたり(「私は勉強します!」と口を挟んだSは褒めてあげる)。
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1.2.「Vて形+から」との文型の違い
→以下を板書
T:このボタンを押します。お湯が出ます。お茶は出ません。昼ごはんを食べません。テレビを見ません。「お湯が出ます」だけです。
このボタンを押したら、お湯が出ます。OKです。
このボタンを押してから、お湯が出ます。ダメです。
昼ごはんを食べます。30分寝ます。テレビを見ます。本を読みます。いろいろあります。
昼ごはんを食べてから、30分寝ます。OKです。
昼ごはんを食べたら、テレビを見ます。OKです。
(※「Vた形+ら」は「V1が完了したら、必ずV2を行う」という文型だが、「Vて形+から」は「V1の次に色々できる中からV2を行う」という文型である。そのため、「Vた形+ら」は機械的なものに用いられることが多い)