1.1.V辞書形/<Vない形+ない>+時
→以下を板書
T:みなさん、家に帰ります。時間があります。何をしますか?
S:本を読みます。ごはんを食べます。家族と電話で話します。
T:そうですね、時間があります。本を読みます。時間がある時、本を読みます。
「あります」が辞書形になります。そして、「時」が一緒です。「ある時」です。
T:Sさん、「時期尚早」は英語で何ですか?(※意図的にわからない言葉の意味をSにぶつける)
S:わかりません。
T:言葉がわかりません。言葉がわからない時、先生に聞いてください。
「わかります」が<Vない形+ない>です。そして、「時」が一緒です。「わからない時」です。みなさん、わかりますか?これは「普通形+時」です。
1.2.<イ形容詞/ナ形容詞+な/名詞+の>+時
→以下を板書
T:イ形容詞を使う時は「あつい+時」です。「普通形+時」です。
しかし、ナ形容詞と名詞は特別です。「ナ形容詞+な+時」です。「名詞+の+時」です。
(※本来はナ形容詞と名詞の「現在/未来」で「肯定」の場合のみ接続するが、ここで「現在/未来」や「肯定」という言葉を使うと学生が混乱を引き起こすので、使わないことが賢明である。Sも普通形で習っているうえに、口頭練習や問題を解いていけばなんとなく分かってくれる。もしも間接法が通じる場合は、それで説明してしまうこと。)
教材1:フラッシュカード
→以下のフラッシュカード(10枚セット)を入手して練習し、テキストでの発話不足を補う
1.FCでSに文型の練習をさせる
(例)
さびしいです/友達に電話をかけます → さびしい時、友達に電話をかけます。
2.FCを使ってS各国の知恵を引き出す
(例1)
T:(FC「寒い時、コートを着ます」を見せて)Sさん、寒い時、あなたの国では何を食べますか?飲みますか?
S:寒い時、キムチを食べます。体が暑くなりますから。
T:へえ!それはいいですね!(※変わった意見の時は、大きくリアクションして驚く)
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1.3.どうしますか?
→以下を板書
T:パソコンが壊れました。何をしますか?わかりません。パソコンが壊れた時、どうしますか?買ったお店へ行きます。
電話番号がわかりません。どうしますか?104に電話をかけます。
(※何をすればいいか分からない場合は「どうしますか?」を使う。)
1.4.V辞書形+時/Vた形+時
→以下を板書
T:みなさん、空港はお酒やたばこなどが安いですね。空港で何を買いますか?
S:たばこをたくさん買います。
T:そうですね。私は日本へ帰ります。空港でたばこを買います。
(「日本へ帰る時、たばこを買います」の文と図を指して)まだ日本じゃありません。(空港などで)たばこを買います。日本へ帰る時、たばこを買います。
(「日本へ帰った時、たばこを買います」の文と図を指して)もう、日本に着きました。今、日本です。(ここで)たばこを買います。日本へ帰った時、たばこを買います。