1.1.普通形の説明
→以下を板書
T:(「丁寧形」と丁寧形の文章を指して)これは丁寧形です。先生、部長、社長に言います。
(「普通形」と普通形の文章を指して)これは普通形です。友達、家族に言います。
(※丁寧形と普通形を並列にして、違いを強調する)
1.2.普通形の作り方(動詞)
→以下を板書
T:「私はごはんを食べます」は「私はごはんを食べる」。「V辞書形」になります。
「私はごはんを食べました」は「私はごはんを食べた」。「Vた形」になります。
「私はごはんを食べません」は「私はごはんを食べない」。「Vない形+ない」になります。
「私はごはんを食べませんでした」は「私はごはんを食べなかった」。「Vない形+なかった」になります。
(※赤枠で囲んだ部分を使って整理した形で練習させること)
教材1:絵カード
組み合わせることで様々な普通形(動詞)を大量に作れるPDFの絵カードを印刷して、普通形(動詞)を作る練習をさせる。
1.以下の絵カード(時制/動詞/YESかNO)を印刷する
※時制
※動詞
※YES/NO
2.それぞれの絵カードを貼り付け、普通形を作らせる
・以下のように絵カードを貼り付けて、普通形を作らせる
(例1)
(時制)明日
(動詞)音楽を聞きます
(YES/NO)YES
→明日音楽を聞く
(例2)
(時制)きのう
(動詞)写真をとります
(YES/NO)NO
→きのう写真をとらない
※以上のように「時制」、「動詞」、「YES/NO」を様々に組み合わせることで、普通形を大量に作って、授業中に普通形を作る練習の発話機会を多くのSに与えること。
教材2:フラッシュカード
→以下のフラッシュカード(10枚セット)を入手して練習し、テキストでの発話不足を補う
1.教壇を降り、FCで文型を練習させる
(例)
きのう渋谷へ行きました→きのう渋谷へ行った
2.FCを見せながら、口頭で文型の練習をさせる
(例1)
T:(FC「この本を買います」を見せて)Sさん、何を買いますか?普通形でお願いします。
S:新しい辞書を買う。
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1.3.疑問文
→以下を板書
T:丁寧形は「明日、東京へ行きますか?」。「はい、いいえ」です。
普通形は「明日、東京へ行く?(「行く?」の部分の語尾を上げる)」。「うん、ううん」です。
(※普通形の疑問文は質問する時に語尾を上げて、回答する時は「はい」を「うん」、「いいえ」を「ううん」とする。)
口頭練習
TがSに質問する形で練習する。
(※練習の前に、「私とSさんは友達です」と言っておくこと)
(例)
T:Sさん、明日学校へ来る?
S:ううん、来ない。