1.1.Vて形+います(結果の状態)
→以下を板書
T:田中さんは2015年に結婚しました。今、いっしょです。子供が一人います。
田中さんは結婚しています。
(既婚者のSを探して)Sさんは奥さんがいます。Sさんは結婚しています。
→さらに以下を板書
T:私は2010年、東京へ来ました。今、私のアパートは東京です。私は東京に住んでいます。
Sさん、家はどこですか?
S:横浜です。
T:Sさんの家は横浜です。Sさんは横浜に住んでいます。
→以下のようなフラッシュカードが10枚含まれています。
口頭練習1
→以下のフラッシュカード(10枚セット)を入手して練習し、テキストでの発話不足を補う
1.まず、Sの前に立って、FCで文型を練習させる
(例)
ミカさん/結婚 → ミカさんは結婚しています。
2.FCを使い、所有と住居をについて発話させる
(例1)
T:(「ハリリさんは日本の時計を持っています」のFCを見せて)日本の時計を持っていますか?(挙手を促す)キムさん、持っています。
S:キムさんは日本の時計を持っています。
(例2)
T:(「トムさんは東京に住んでいます」のFCを見せて)東京に住んでいますか?(挙手を促す)マイクさん、東京です。
S:マイクさんは東京に住んでいます。
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1.2.Vて形+います(行動の状態)
→以下を板書
T:「先生は学校で日本語を教えています。」2つ意味があります。
ひとつは「今、先生は日本語を教えています」です。そして、「日本語の先生」です。
「トヨタは自動車を作っています。」です。
①は「今、トヨタの工場で自動車を作っています」です。
そして、②は「トヨタは自動車の会社」です。
「田中さんはパンを作っています。」です。
①は「今、田中さんはパンを作っています」です。
そして、②は「田中さんはパン屋ではたらいています」です。
(※①が「結果の状態」で②は「行動の状態」を表す。①を「現在(もしくは「今」)」を強調することで、②の特徴を説明すること)
口頭練習2
文型「Vて形+います」の文を振って、「行動の状態」での意味を答えさせる。
(例)
Sさんは日本語を勉強しています。→Sさんは日本語の学校の学生です。
アップルはパソコンを作っています。→アップルはパソコンの会社です。
田中さんは○○ホテルで働いています。→田中さんは○○ホテルの社員です。