1.1.<もの>は<場所>にあります
→以下を板書
T:机の上に本があります。(主題(main)を指して)「主題」です。「机の上」です。
本は机の上にあります。「主題」は「本」です。
「場所」に「もの」があります。「もの」は「場所」にあります。(「が」と「は」を指して変化したこと強調する)
(※「主題」は既習の単語だけで説明は不可能。「main」または「主題」で英語圏と中国語圏の学習者はある程度分かってくれる。また、分かってもらえない場合は学習者の母語による文法解説書を読んでもらうことで解消するしかない。あくまでも言い方の違いだけなので、「なんとなく、こんな言い方もある」くらいに理解してもらえるテンションで行うこと)
口頭練習1
→以下のフラッシュカード(10枚セット)を入手して練習し、テキストでの発話不足を補う
(例)
受付/ミクさん → ミクさんは受付にいます。
1.2.<人/動物>は<場所>にいます
T:病院に田中さんがいます。主題は「病院」です。
田中さんは病院にいます。主題は「田中さん」です。
部屋に猫がいます。主題は「猫」です。猫は部屋にいます。主題は「部屋」です。
1.3.疑問文
→以下を板書
T:先生は教室にいます。Sさんは?(Sを探すような仕草をする)
どこにSさんがいますか?どこにSさんがいますか?(何度か繰り返して言ってから)Sさんはどこにいますか?トイレにいます。
白い犬はどこにいますか?部屋の外にいます。
1.4.<場所>は<場所>にあります
→以下を板書
T:ここは学校です。私の学校です。ここはどこですか?東京です。
私の学校は東京にあります。
→さらに以下を板書
T:先生の家、千葉です。先生の家は千葉にあります。
Sさんの家、千葉?東京?大阪?Sさんの家はどこにありますか?新宿にあります。
口頭練習2
→以下のフラッシュカード(10枚セット)を入手して練習し、テキストでの発話不足を補う
1.FCをSの前に行って提示し、文型の練習をして、精神的にも近くこと
(例)
成田空港/千葉 → 成田空港は千葉にあります。
2.FCを使って、実際に「トイレ」や「郵便局」などがどこにあるか言わせる
(例1)
T:(「トイレは1階にあります」のFCを見せて)この学校のトイレは?
S:この学校のトイレは3階にあります。
(※上手く答えたら、Tがわざと「そうですか、ありがとうございます」と言って、トイレへ行くフリをしてあげると盛り上がる)